あなたはキッチンカーを知っていますか?
近年日本では都市部のランチにやってきてビルの合間や軒先でおいしいお弁当を販売しています。
フードトラック、ケータリングカーとも呼ばれるこの業態。
場所と時間帯を選んで出店出来るこの方法が改めて注目されています。
キッチンカーとは?
キッチンカーは世界中どこでも走っています。
特別に作られたトラック内で、食材を調理またはお弁当に詰めてお客さんに販売します。
その料理は様々でエスニック料理、タイ料理、ハワイ料理、イタリア料理とお昼のランチ等は多国籍料理が多く販売されていたりもします。
現在の日本では屋外イベントや都心部のランチ等にキッチンカーがメインで出店していて、コンビニのお弁当しか選べなかったランチ難民の救世主として活躍してます。
キッチンカー出店のメリット
キッチンカーを出店する際の最大のメリットは出店コストの安さです。
あなたが飲食店舗を開業する場合に、移動形式でない実店舗を準備すると必要な物が沢山あります。
物件調達(家賃)、調理機器、椅子、机、レジ、ディスプレイ、看板、電話回線、光熱費の支払いありとあらゆるコストと手間がかかり、失敗した場合のリスクは絶大です。
そんな中、キッチンカーであればおおよそ200万円前後で車両を手に入れて出店出来ます。
まずはキッチンカーでスモールに出店し、お客さんの反応を見てから実店舗運営に自信を持って進めたりと色々なメリットがあります。
実店舗と比べたキッチンカーのメリット
実店舗と比べた場合の移動販売のメリットはいくつもあります。
1.家賃(場所代)が安い
2.人の多い場所に行ける
3.ライフバランスを考えて働ける
4.お客さんとの距離が近くファンが増える
5.初期コストが安い
例えばAという場所で出店をしたとします。
そこのAの現場で毎週月曜日に販売をしていますが、最近になって近くのビルが取り壊しになりました。
今まで来てくれていたお客さんがほとんどそのビルにいたので翌週から売り上げが激減してしまいます。
そんな場合でもAの場所の契約を解消し別のBの現場に移転すれば問題はありません。
これが実際の店舗だった場合を考えるとキッチンカーのメリットはやはり簡単に移動出来るのが最大のメリットでもあります。
キッチンカーのデメリット
キッチンカーにも良い所だけではなく、デメリットがあります。
実店舗とは違うキッチンカーのデメリットは?
- お客さんの信頼を得るのが難しい
- 仕込む場所は別途必要になる
- メニューは基本ひとつだけ
- 衛生面には気を付けないといけない
- 夏は暑く、冬は寒い
- 極端に売り上げが天候に左右されやすい
まず、キッチンカーで食品を販売する場合にお客さんがキッチンカーとその食べ物を信頼して買って貰うまでが実店舗と違い距離が少しあります。
キッチンカーが多く出店してる様なエリアやイベントであれば問題無いですが、あまり馴染みの無い場所での出店の場合は苦戦を強いられるかもしれません。
また、車内は狭く実際に販売出来る商品は販売する前にある程度仕込んでから持っていく必要があります。
同様に持っていける食材や荷物も沢山は持っていけないので必然的に販売するメニューも1品または2品と少なくなります。
車のバッテリー等の電源は基本的に車を動かす為の容量しか無く、冷蔵装置や冷房装置等をトラックに導入するのはかなりコストがかかります。
気を付けなければいけないのは冷蔵装置が無い状態での食材の衛生管理や、火を使う車内での高温度可での作業はかなりツライものがあります。
また、実店舗以上に天候に左右されやすく雨が降っても天気が良くて暑すぎても、寒すぎてもお客さんは減ります。
以上の様な事はキッチンカーのデメリットともいえるでしょう。